ライティング×デザインのクリエイティブカンパニー、株式会社ヂラフ代表の三橋です。

取材やインタビューをおこない記事を執筆する、いわゆる「取材ライター」「インタビューライター」。

求められるのは、文章を書く力だけではありません。

インタビュイーといい関係性を築く力、限られた時間で必要な情報や相手の本心を引き出す力、コンテンツの目的に沿って記事構成を企てる力、取材内容を深く理解してアウトプットする力、インタビュイーの人間性がにじみ出る“生きた”文章を書く力……。さまざまな専門性を要する職業です。

それゆえ、「取材ライターが足りない!」という声を聞くこともしばしば。

ここでは、取材ライター歴15年以上のわたしがこれまでにお引き受けしてきた仕事と、取材ライティングで得意なこと・大切にしていることについて綴りたいと思います。

もし貴社の求めている取材ライター像に近いようでしたら、一度ご相談ください。全力でお手伝いさせていただきます。


  1. 取材ライティング実績
  2. 得意なコンテンツ
  3. 《強み1》目的を達成できる「戦略的文章」を書く力
  4. 《強み2》読者の心に届く「読ませる文章」を書く力
  5. 《強み3》インタビュイーの顔が見える「憑依型文章」を書く力

取材ライティング実績

インタビュイーのお名前を公開できないケースも多いため、ここではジャンルのみご紹介させていただきます。具体的な実績についてはお問い合わせください。

音楽

 対象  国内メジャーレーベルアーティスト、国内インディーズレーベルアーティスト、音楽関係者(得意領域はインディーズバンド・アーティスト)

 媒体  Webメディア記事、雑誌記事

芸能

 対象  俳優、モデル、お笑い芸人、インフルエンサー

 媒体  Webメディア記事、テレビなど映像用のインタビュアー役

コーポレート

 対象  大企業経営者・幹部、スタートアップ起業家、人事、社員

 媒体  Webメディア記事、パンフレット記事、書籍、企業ブログ、YouTubeなど映像用のインタビュアー役、ブランドコピー、コーポレートスローガン・MVV

ファッション

 対象  ファッションデザイナー・クリエイター、ブランドオーナー、スタイリスト、ファッション企業プレス、ファッション関連専門家

 媒体  Webメディア記事、雑誌記事、書籍、ブランドコピー

アート・クリエイティブ

 対象  現代アーティスト、彫刻家、映像作家、グラフィックデザイナー、イラストレーター、コピーライター・ライター、漫画家

 媒体  Webメディア記事、パンフレット記事

専門家・専門店

 対象  医師、整体師、ベンチャーキャピタリスト、料理家、美容家、飲食店、ホテル

 媒体  Webメディア記事、雑誌記事、書籍


得意なコンテンツ


インタビュー記事全般
  • ルポ形式(三人称):インタビュイーの人生の軌跡、企業のプロジェクト、商品やサービスの誕生秘話などを、第三者目線を交えながら伝えるストーリー性のある記事
  • モノローグ形式(一人称):インタビュイーの自伝・エッセイ(ブックライティング)、ロングインタビュー記事
  • Q&A形式(対話):読みやすさやユーモアを重視した対話スタイルの記事
取材・インタビューに基づいたコラムやレポート
映像用のインタビュアー役


※エディトリアルデザインとセットでの制作も可能です。


《強み1》目的を達成できる「戦略的文章」を書く力

わたしがいつも意識している「いい文章」の条件は3つ。

  • 目的を達成できる文章
  • 読者の心に届く文章
  • インタビュイーの顔が見える文章


取材ライティング/インタビューライティングは、聞き書きとは違い、相手の話したことをそのまま文章にするわけではありません。

記事にする以上、そこには必ず目的があるはず。目的を達成できる文章にするために、的確な質問、回答内容の理解、記事構成のアレンジ、情報の取捨選択や肉づけ、場合によっては「実際に発した言葉の裏側」を汲んで盛り込むことも、プロの取材ライター/インタビューライターの仕事です。

戦略的視点をもちながらのヒアリングやライティングは、一定の経験がなければ身につけることが難しい専門スキルといえます。

わたしは会社員時代の7年間で、取材ライターとしての専門スキルを体系的に習得しました。

勤めていたのは、現在東証プライムに上場している大手人材サービス企業。そこでは、企業が人材を採用するための広告・パンフレット・そのほかクリエイティブツールを制作していました。ライター、ときどきデザイナーとして。

経営者や人事や社員のかたに取材し、どうすれば「求める人材を採用する」という目的を達成できるか考え、ベストなアウトプットを探っていく。それは、ただ文章を書くだけでは成し遂げられない高難度のミッションでした。多業種のビジネスモデルや企業活動に対する理解力も鍛えられました。

会社から独立後は、ジャンルも目的もさまざまな取材ライティングを担当させていただくようになり、10年以上が経ちます。それができているのも、戦略的に取材して文章を組み立てていく「基礎力」をしっかり身につけたからこそだと思います。


《強み2》読者の心に届く「読ませる文章」を書く力

一方で、いくら戦略に長けている文章でも、それが「読んでもらえる文章」とは限りません。

近年は文章に慣れていない読者も多いと思いますが、誰でもストレスなく読める文章にするには、書き手の細やかな配慮が必須。さらに、読みやすいだけでなく「おもしろい」「引きこまれる」「印象に残る」文章にするための工夫も必要です。

一つひとつのことば選び、句読点をうつ位置、文脈の抑揚やリズム、記事全体のストーリー性。そうした「センス」ともいえる領域までカバーできてはじめて、読者の心に届く文章は成立します。

では、その「センス」はどうやって磨かれるのか。

わたしがもっとも重要だと思うのは、「文章を書く」以上に「文章を読む」経験をどれだけしてきたか。読みやすい・読みにくい文章、おもしろい・おもしろくない文章、心に迫る・迫らない文章……さまざまな文章をたくさん読んで、読者の立場から見た「いい文章」の判断基準を備えていることが、ライターとしてのセンス的な部分に深くかかわっていると考えています。

わたしは「書く」ことがとても好きですが、その原点にあるのは「読む」経験。幼少期から本をよく読み、日常的に文章に触れて生きてきました。いまも活字中毒かと思うくらい文章を読みます。ライティング中、どうすればより豊かな文章になるか、時間を忘れて推敲を重ねていることもしょっちゅう。たった1文字、あるいはほんの少しの流れの違いで、文章のもつ世界観が大きく変わることを知っているからです。

インプットとアウトプットをくりかえし、そのなかでアップデートし続けてきた文章力は、わたしの大きな強みだと思います。

文章には好みもあるので、わたしの文章が「正解」「万人に受ける」とは思っていません。ただ、引き出しは多いと思いますので、テイストのリクエストにもできるだけお応えできるよう尽力します。


《強み3》インタビュイーの顔が見える「憑依型文章」を書く力

「憑依型ライター」
これは、いつもお世話になっている書籍編集者さんから授かった異名。

インタビュイーに憑依して、まるでその人が自ら書いたかのような文章を書く。という意味だそうです。ある起業家のエッセイのブックライターとしてお仕事をさせていただいていたときでした。

よくも悪くも、わたしは昔から「空気を読む力」や「共感する力」が強すぎるタイプ。目の前の人はもちろん、スマホやテレビの向こうにいる遠い人に対しても、勝手になにかを感じとって心を寄せてしまう傾向にあります。スピリチュアルな話ではなく、おそらくHSPやエンパス的な気質からくるものでしょう。

その気質は、取材ライター/インタビューライターとしては強みだと考えています。

たとえ初対面や短時間であっても、インタビュイーが熱をもって話す部分とそうでない部分の温度差や、実際に発した言葉の裏側にある本心が、なんとなくわかります。また、お話を聞くうちにそのかたの思想や人生がひとごととは思えなくなり、純粋な興味がどんどん湧いてきます。どんどん掘り下げたくなります。

取材が終わるころにはすっかり「憑依」していて、ライティング中もスタンスはそのまま。もちろん、客観性を見失わないように意識しながらではありますが、できるだけ取材中の空気を再現できるよう一言一句を繊細に選びとっていきます。

そうしてできあがった文章はリアルで的を射ており、修正をいただくことはあまりありません。クライアントや読者のかたから「○○さんが本当に話しているみたい」という感想をいただくことも多いです。

読んでいるとインタビュイーの顔が見えてくるような、“生きた”文章を書くこと。それは取材ライター/インタビューライターだからこそ味わえる醍醐味であり、わたしがこの仕事をしていてもっとも「楽しい」と感じることのひとつです。


最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

もしお役に立てそうなことがありましたら、下記CONTACTからお問い合わせいただけますと幸いです。


代表プロフィール

三橋 温子(Atsuko Mitsuhashi)

札幌出身、武蔵野美術大学卒。エン・ジャパン(株)で企業経営者や人事の取材・広告制作を経験後、2013年にライター兼デザイナーとして独立、2020年に法人化。タレント・ミュージシャン・経営者などのインタビュー取材執筆、ブックライティング、エディトリアルデザインを中心に、クリエイティブコンテンツの企画制作を手がける。新世代&インディーズシーンに着目した音楽発掘メディア『ヂラフマガジン』編集長。